間違いだらけのハンダゴテ選び
現代の高度な情報化社会にあって、ハンダゴテほど適当に選ばれている
道具はありません。
1・持ち運びに便利だ
2・安い
3・ハンダゴテが悪くても腕でカバーできる
という理由で、1000円~2000円程度のハンダゴテを使っておられる方が
大多数を占めます。
中には「20年前からこれ使ってる・・」という方も居られます。
最近では100円ショップにもハンダゴテが売っていますから
「これなら上等だ・・」と思われるのかもしれません。
「はんだ付けは腕前だ!」?
こうしたハンダゴテには、ニクロム線ヒーターだけでなく
セラミックヒーターが使われているものもあるのですが、
コテ先温度の調整機能があるものは皆無です。
一番問題なのはその【コテ先温度】です。
私は、はんだ付けのプロですから、
いろいろなハンダゴテを使用します。
先日、ホームセンターなどで購入できるハンダゴテの
コテ先温度を実測してみたのですが、なんと550℃の
温度を叩きだしたすごいハンダゴテもありました。
こういうハンダゴテは、電源を入れた時点で既に
コテ先が赤や紫の酸化膜に覆われており、
ハンダを弾くばかりでなく、一瞬でフラックスが蒸発して
焼けてしまうため、まともなハンダ付けはできません。
もし腕でカバーするとなると、濡れ雑巾で、ジューッ!と
コテ先を掃除しながら温度を下げておいて、
コテ先温度が上昇するまでの短い時間で、
ハンダ付けを完了する・・。といった技が必要になります。
でも残念ながらこれでは、良好な合金層を作り出すだけの時間が取れません。
にもかかわらず、こうしたハンダゴテはまるで、
温度が高くなることを、「ハイパワーで、高性能の証である」かのように、
パッケージに表示しています。
ホームセンターなどでは、こうしたハンダゴテがズラリと並んでいることも
あって、初心者の方が誤解しやすい環境になっています。

本来、自分のハンダ付けの用途に合わせて、メーカー、ハンダゴテの機種、
コテ先の形状を選んでいただくのが正しいありかたです。
ところが現状は、一般の方がこうした選び方をできる環境ではありません。
こうした環境に置かれているハンダ付け業界の根本的な原因は、
「ハンダ付けに対する正しい知識」の啓蒙不足にある。
と私は考えています。
世間のハンダ付けに対する知識というのは20~30年前から変わっていません。
このため、せっかくハンダゴテメーカーが、
いいハンダゴテを作って店頭に並べても、
お客さんに「良いハンダゴテ」に対する知識が無いために、
安いハンダゴテしか売れません。
また、学校教育の場では「ハンダ付けとはなんぞや?」
ということを教えてくれるところはほとんどありません。
先生方自身も勉強する機会がない。
ハンダゴテはこの数年で大きく進化しています。
昔のように部品が大きくて、金物端子が主流だった時代は
なんとかなりましたが、
現在のように、部品が小型化し密集した上、
熱に弱い電子部品などが使われている基板に、
昔のハンダゴテを使うのは無理があります。
オリンピックのマラソン競技にゴム長靴を履いて出場するくらい
無理があります。
そこで、【はんだ付け職人】は、日本最大のハンダコテメーカーであるHAKKOさんにお願いして
これらの問題を解決できるハンダコテのセットを作っていただきました。
その名も 【はんだ付け職人のハンダコテ】
タモリ倶楽部などでハンダ付け講師としても出演している
【はんだ付け職人】野瀬昌治がプロデュースするオリジナルのハンダコテセットです。
残念ながら現在、この世には全てのハンダ付け作業を万能にこなせるハンダコテは存在していません。
しかし、最大公約数的に多くのハンダ付け作業をカバーできるハンダコテはあります。
数あるメーカーから、各社大多数のハンダコテが販売される中
【はんだ付け職人】の厳しい目で見て選んだ
「高すぎず」
「コテ先の選択肢が多い」
「コテ先温度が調節できる」
「セラミックヒーターを使っていて熱効率が良い」
「しっかりしたコテ台、細い糸ハンダ、少量のフラックス、ハンダ吸い取り線」
の条件にマッチしたハンダコテセットです。
さっそく、中身を紹介いたしましょう。
はんだこて(¥8,400円相当)
電源コードについては、アース付きではない 2芯ゴムコード平型プラグを標準で選択しました。
ご家庭で使用される場合は、コンセントにアース端子がない場合がほとんどです。
使い勝手を考えてこちらを標準に選びました。
(アース付きについてはご相談ください。+500円)
まずは、ハンダコテですが【はんだ付け職人】が選んだのは、温度ボタンで温度管理が出来る、HAKKO933です。
HAKKOのハンダコテの中では最もコテ先のバリエーションが多く、コテ先の温度を簡単に調節することができます。
| 設定温度 | 330,360,390°C (温度ボタンの交換で設定) |
| 温度精度 | 390±10°C(出荷時) |
| リップル温度 | ±1°C(無負荷時) |
| リーク電圧* | 2mV以下(リーク電流による電子部品の破壊が少ない |
| アース抵抗* | 2Ω以下)(静電気による電子部品の破壊が少ない) |
| 電源 | AC100V 50/60Hz |
| 消費電力 | 51W |
| ヒーター | セラミックヒーター 100V-50W |
| 電源コード&プラグ | 2芯ゴムコード平型プラグ付 1.5m |
| 寸法、重量 | 200mm、55g |
温度調整ボタン
![hakko933934_1[1].jpg](_src/sc93/hakko933934_15B15D.jpg)
【はんだ付け職人】は常々「ハンダコテのコテ先温度は鉛フリーハンダであっても360℃以下が望ましい。」
と考えています。
ところが世に出回っているハンダコテのほとんどはコテ先温度が420℃以上の高温に設定されています。
高温のハンダコテは、
1:コテ先を掃除してもコテ先に数秒で酸化膜が形成されハンダが馴染まない。
2:フラックスが瞬時に蒸発してしまいイモハンダになってしまう。
3:コテ先の消耗が早くすぐに痛んでしまう。
4:基板や電子部品を高熱で壊してしまう。
など、ハンダ付けを特に難しく感じさせる要因を持っています。
そこで、【はんだ付け職人】は思い切って温度調整ボタンを330,360,390の3つに限定し通常のハンダ付けでは使用しない低温と高温の温度ボタンを省きました。(コストダウンも兼ねています。)
通常のハンダ付け作業なら360℃を選択していただければOKです。
3種類の使いやすいコテ先(¥1,985円相当)


コテ先には 【はんだ付け職人】が最も多用途に使うことが出来ると考えているCカットの丸棒タイプを標準装備しました。(写真は2C、4Cコテ先)
しかも、熱容量の違う2C、3C、4Cの3本をセット。
標準で3Cタイプのコテ先が装備されていますので、ハンダ付けの対象に合わせて2C、4Cに交換してお使いいただけます。
![hakko933934_02[1].gif](_src/sc69/hakko933934_025B15D.gif)
コテ先の交換は上図の通り袋ナットを緩めるとコテ先を取り外すことが出来ます。
しっかりしたコテ台(¥2,310円相当)

【はんだ付け職人】はコテ台にもこだわりました。
ホームセンターなどで購入できる汎用のコテ台はハンダコテがしっかりホールドできません。
このコテ台はシンプルな造りでコストを抑えた優れものです。
ベース寸法 / 84(W)×186(D)mm 重量 / 340g
熱したハンダコテをしっかりホールドします。
クリーニングスポンジには、コテ先を掃除しやすい溝をカットしてありますのでコテ先に付着した酸化物をコソゲ落とすのには最適です。
非腐食性の手ハンダ用フラックス(¥1,050円相当)

ハンダ付けの際あると便利なのが フラックスです。
フラックス無しにハンダ付けはできません。
糸ハンダにもフラックスは入っていますので、通常は使うことがありませんが、どうしても必要な時がありますね。
実は、このフラックスはHAKKOさんに無理をお願いして開発中のものをこのセットに加えていただきました。
(まだ市販されていません。2008年6月現在)
ボトルも仮のものですが、塗布用の筆が付いています。
手はんだ用に開発されたこのフラックスは、JISの腐食試験に合格した非腐食性のものです。
従来のフラックスに比較してハンダ付け性が良く、使いすぎなければ洗浄の必要もほとんどありません。
元々、日本溶接協会さんのマイクロソルダリング検定試験用に開発されたものです。
(パッケージ、デザインなど予告無しに変更されると思います。2008年9月に発売予定)
細い糸ハンダ(共晶 ¥1,890円相当)
![features05_02[1].jpg](_src/sc81/features05_025B15D.jpg)
ホームセンターではφ0.8mmより細い糸ハンダを購入できる所はありません。
最近は電子部品の小型化で、細い糸ハンダを使いたい場面が増えています。
ハンダ過多によるイモハンダを防ぐために、細い糸ハンダを付けました。
HAKKOさん ありがとうございました。
(従来商品にありませんでした。)
ハンダ除去用 吸い取り線(¥294円相当)
![hakko_wick[1].jpg](_src/sc87/hakko_wick5B15D.jpg)
ちょっと失敗した時に必要なのが、ハンダ吸い取り線です。
こちらも標準でセットです。FR100-03 (吸取線 長さ1.5m×幅1.9mm)
使い方の動画がこちらでご覧いただけます。
ハッコーウイック(吸取線)の使い方【動画】
ソルダリングアート (第5版) 定価¥1575円(税込み)
HAKKOさんのご好意で再び付けていただけることになりました。
1:たった一箇所のはんだ付け不良が人類を滅ぼす!?
2:はんだ付け「3秒間」のドラマ
3:はんだ付けを構成する要素
4:最新のハンダゴテ事情
5:はんだ付け作業
6:鉛フリーはんだによるはんだ付け
7:はんだ付けの信頼性
ハンダゴテのメーカーさんですのでハンダゴテの
構造や道具の解説は特に詳しいです。
以上、【はんだ付け職人】が厳選した、すぐにハンダ付けが始められる
このハンダコテセット(¥17,500円相当)を¥12,980円で販売いたします。
DVDはんだ付け講座初級編とのセット 【はんだ付け職人超お薦め!】
【はんだ付け】は溶接や接着剤とは違います。
あなたは正しいハンダ付けの教育を受けることができましたか?
中学で学んだきりで、あとは見よう見まねでハンダ付けをやっていないでしょうか?
「正しい知識を学んでハンダ付けしたい・・。」方のために、学校や企業様にも大好評のDVD【はんだ付け講座】初級編とのセットもご用意しました。
初めてハンダ付けを経験される方にも、道具とソフトウエアの両面から強力にサポートできます。
通常価格は ¥4,200円 なのですが、初級者の方にもお求め安く、セットで ¥15,980円でのご提供となります。
この機会に、一生ものの特殊技術であるハンダ付けを習得されてみてはいかがでしょうか。
教本、DVD、ハンダゴテのセット 【はんだ付け職人超お薦め!】
新刊本とDVD、そしてハンダゴテのセットが 17.600円で登場!
日刊工業新聞社出版の「目で見てわかるはんだ付け作業」の取材に来られた新聞記者の方が、趣味の無線でハンダ付けをやっておられることもありポケットマネーで、本とハンダゴテセットを購入して帰られました。
後日、新聞記事にしていただいた後に来社された折に、「この本、このハンダゴテセットを使って、解説も写真撮影もしてますよね!」
「この本とセットやったら、むっちゃわかりやすい!」と絶賛。
「これ絶対セットにせんといかんわ!」
と、おっしゃっていただいて、あわてて作ったセットです。

その時の写真です。

ご購入はこちらから
教本、ハンダゴテのセット 【はんだ付け職人超お薦め!】
はんだ付け職人のハンダゴテセットは、鉛フリーはんだにも対応しています。
日刊工業新聞社出版の「目で見てわかるはんだ付け作業」と
「鉛フリー編」の2冊の書籍に鉛フリーはんだをセットしました
はんだ付けをしっかり学んではんだ付けしたい方にはお薦めです。

定価(本体18,000+税)
実は、このハンダコテセット 初回は10セットしか用意しておりません。
HAKKOさんも、私【はんだ付け職人】の口車に乗せられたものの、
売れるかどうかはまだ半信半疑です。
この10セットが売れれば、追加でセットを作っていただけるお約束ができております。
(売れないと企画そのものがボツになるんですが・・。)
・・その後、このハンダコテセットはおかげさまでHAKKOさんの工場出荷品に加えていただきました。ありがとうございます。今後は品切れをおこさないように努めてまいります。
保守部品・消耗部品も購入頂けます!

長く大事に使っていただくために、保守部品、消耗部品を販売するコーナーを作りました。
あらかじめ消耗しそうな部品はハンダゴテセットと一緒にご購入いただけると送料が掛かりませんのでお得です。
見積書・請求書の発行
注文書および見積書についてはWEB上でダウンロードして頂けます。
貴社で独自の書式がある場合はそちらをお使いいただいて結構です。
手続き上、見積書・請求書・納品書などを必要とされる場合は、遠慮なくお申出下さい。
申し込み時の備考欄に書いてくださっても構いません。
何もご連絡をいただかなくても、納品書と請求書は商品と一緒に送らせて頂きます。
お客様の声
毎度、お世話になっております。
本日、御社のハンダコテセットが到着いたしました。
早速、拝見させて頂きました。
私のような素人でも、とてもわかりやすく、
やはり目に見える形というのはとても素晴らしい
と思いました。
ハンダ付けに対して全く勘違いしてました。
明日から、練習するのに自信をもって取り組む事が
出来そうです。
タモリ倶楽部のDVDも楽しく拝見させて頂きました。
まさか英語版を奥様がナレーションしているとは
とても驚きでした。
この様な半田付け講座なるDVDを出してくださいまして
本当に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
北海道 S様
ありがとうございました。(ハンダ付け職人)
雑誌等でも紹介されました。



ハンダコテセット






















