02.半田付けとは

半田付けされる部分の金属を、半田コテを当てて熱し、【毛細管現象】(注1参照)と、【ぬれ】(注2) という現象で
溶かした半田を流し、金属と半田で部分的に【合金】を作り、接続することを言います。
また、JISの定義では「金属と金属を接合するのに、半田合金を用いて母材を溶融させないで
接合する方法」とあります・・。
まあ一般的には、銅(Cu)と半田(スズ・ナマリ/Sn・Pb)間に 金属間化合物(SnCu)が 3〜9ミクロン形成され
接合されていることを言います。
だから、溶接みたいに、母材も一緒に溶かして接合しているわけではなく 半田をたくさん付ければ良い というものでは
ないということを覚えておきましょう・・。
要はこの3〜9ミクロンの金属間化合物を、いかに造るかが半田のキモな訳です・・。
注1:毛細管現象
乾いた雑巾を水の入ったバケツに半分漬けて掛けておくと、徐々に雑巾の繊維の間に水が吸い上げられて
雑巾を伝って、水がバケツの外へ滴り落ちるようになりますね・・。
これは、表面張力とも同じなんですが、液体の分子同士が引っ張り合って、できるだけ空気と触れている
表面積を減らそうとすることで起きる現象です・・。
注2:ぬれ
金属を半田付けするとき、半田がその上になじまないと半田付けが出来ません。
この性質を、ぬれ性[wetting]といいます・・。
もともと半田と基地金属との物性にもよりますが、外的要因として半田付け表面が油脂などで
汚染されている、半田付け温度不足、フラックス量不足などの諸因子にも影響されます。


