はんだ付け基礎講座 WEB版

13.半田の除去


    半田付けに失敗した時に使用します。 半田吸い取り専用の機器もありますが高価です・・


    半田吸い取り器には、真空ポンプを内蔵しているか、コンプレッサーに接続して使うものなどありますが、
    いずれもピストル型で、先端に穴の開いたノズルがあり、半田を熔かして吸い取るようになっています・・。


    量産品を手直ししたりするには、便利なものですが、趣味などで一般的に使っている人はいないと思います。
    (趣味では、半田の手直しがそんなに発生しない・・)


    通常は、銅線を編んだ半田吸い取り線と呼ばれる(HAKKO WICKなど)を使用します。


    使用法は、銅編み線を吸い取りたい半田に載せ、上から熱容量の大きなコテで暖め、溶けた半田を
    銅編み線に沁み込ませるというもので 熱に弱い部品には使えません。


    他にはバネ仕掛けの注射器みたいな、簡易半田吸い取り機もあって、これ 熱する機構がないので、
    半田コテで半田を熔かし、ノズルの先端をあてがいボタンを押すと、バネの力で一瞬真空状態を創って
    半田を吸い込むというものです。


    半田吸い取り器は便利ですが、手入れが結構たいへんで吸い込んだ半田がよく目詰まりを起こします。
    頻繁に掃除をしてやらないとすぐに使えなくなってしまいます。
    真空状態を造ってやるのに、Oリングなどパッキンへのグリスアップも欠かせません。


    したがって、大量に手直しをしないのならば半田吸い取り線で充分だと思います。


    ただし、ICなどの部品交換やPbフリー半田には使用できないので注意が必要です。


    追加訂正


    すみません 断定していましたね。使えないことはありません。わたしも 実際には使用しています
    ただ、「十分な熱容量を持つ半田コテで手早く作業を終わらせる」ことが必要で、
    共晶半田の場合より格段に難しいので、このように書いた次第です
    使ったことがおありならご存知かもしれませんが、Pbフリー半田では銅食われによるパターンの
    侵食が早く半田除去にもたついていると、基板のパターンが消失したり剥離したりと、
    致命的な破壊が起こりやすく当社内でも量産ラインでは、吸い取り線の使用はしていません。
    でも、断言は不適切でしたね。上記内容を 追加して訂正いたします。

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