
コテ先の温度は、上の写真のようなコテ先温度計を用いて測定します。
クロメル・アルメル線という熱伝対を用いて温度を計測しています。
一般の方が半田付けする場合は、そこまですることはありません。
企業が量産品を造っていくのに、作業条件を一定にするために、半田コテのコテ先温度を○○〜△△度cまでと
定めている場合に、始業時の点検としてコテ先温度を測定記録します。
一般的に半田付けするのには、共晶半田で340〜360度c 程度
Pb(鉛)フリー半田では350〜370度c程度のコテ先温度に設定します。
しかしながら、実際の作業で半田の温度が、コテ先温度と同じになるかというとそうでもなく、半田の温度が
上昇するには時間が掛かりますから、コテ先を当てている時間が短ければ、半田の温度はさほど上がりません。
一般的に、コテ先温度の低い半田コテでは、半田付けするのに時間が掛かり、
高温の半田コテでは、すばやく半田付けができるのですが、かといって、コテ先の温度を上げすぎると、
チューブ状になった糸半田の中のFLAXが、瞬時に蒸発してしまい、ミニ爆発を起こして
半田を飛散させてしまいます。
こういった意味から、適正温度はだいたい上記の温度とされています。
なお、温度調節器付き、半田コテの温度目盛や表示温度は、必ずしも正確でないことが多く、
コテ先温度を管理するためには、やはり、コテ先温度計に頼ることになります。
(最近出てきた、コテ先に熱伝対の付いているものはかなり正確なものがあります)
ただし・・
上記の温度は、製造メーカーが量産用に数量を追求するために、上限ギリギリの温度を定めていますから、
時間に制約のない半田付けならば 340〜350度で,
半田コテ先をしっかり母材に当てて温めることを考え、正しい半田付けをマスターすると、共晶半田でも
Pb(鉛)フリー半田でも、ほとんど変わらず半田付けすることができるようになります・・・。
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